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介護業界では昨今デジタル化による業務の効率化が課題に挙げられています
とはいえデジタル化への取り組みは介護施設によって大きく異なるのが現状
これから介護職で働こうと考えている人の中にはパソコンスキルが必要なのかどうか気になっている方もいるのではないでしょうか
結論から言いますと
介護職はパソコンスキルがなくても大丈夫
ただパソコンスキルが全くないと困る場合もあります
今回はパソコンスキルがなくても大丈夫な介護施設とそうでない介護施設を、私が今まで働いてきた介護施設のデジタル化事情と照らし合わせながら解説していきます
介護施設のデジタル化事情
これから紹介するのはあくまで私が働いてきた介護施設のデジタル化事情であり、全国の有料老人ホームが〜、特別養護老人ホームが〜、というワケではないことはご了承ください
①有料老人ホーム
私が入社した当初は(今から15年前)は介護記録・企画書や報告書など全てが紙ベースでした
転機となったのは入社から8年が経ったころで、そこで全ての書類がデジタル管理することになったのです
紙からPCへの切り替え作業で当時は大混乱。個人情報をPCに移す作業や操作の仕方のレクチャーなどなど💦💦
私の月の残業が最も多かったのがこの時期で、60時間を超えました
振り返るとドラスティックな改革だったと思いますが、中途半端にちょっとずつ進めるよりも一気に変えた方が良いと、次の特養で働いたときに感じました
そして今回紹介したような全面デジタル化の介護施設の場合だと、パソコンスキルが全くないのは少々キツいかもしれません
ここで言うパソコンスキルとは例えば『ボランティア』という言葉をパソコンで打ち込もうとしたときに、小さい『ィ』の打ち方がわからないということです。私が全面デジタル化によるPC操作のレクチャーで最も苦労したのが基本のキの部分を教えることでした
先ほども言ったような言葉の打ち方、ENTERキーや全角・半角の使い方など
当時はデジタル化への一斉切り替えだったため基本的な操作から教える時間がありましたが、すでにデジタル化が終わっている施設の場合だと丁寧にゆっくりPC操作を教えてもらうことは期待できません
それに日常業務と並行してPCスキルも覚えるというのは自身の負担も大きいですし
たぶん頭が溶けます
個人的には介護施設で全面デジタル化しているところは稀な部類なので、「パソコン触ったことはありません」という方は可能であれば避けたほうが無難かと思います
面接の時にどこまでデジタル化しているのか確認しよう
全面デジタル化している施設だと面倒な書類整理がないなどの
メリットもあります
②特別養護老人ホーム
私が入社した特養はデジタル化を進めているけど、中途半端で停滞しているという状況でした
排泄などの介護記録はPC管理だけど、企画書や議事録・事故報告書などは紙ベース
このような施設の場合だとPCスキルが全くなくても、教えてもらいながら業務をこなすことは可能です。ある意味では介護の仕事をしながらPC操作も覚えることができる良い環境と言えるかも
注意する点としては書類だったりPCだったりと情報が一括されていないので、確認漏れが起きやすく情報収集が手間というデメリットがあります
ちなみにデジタル化が停滞している理由はシンプルに教える時間がないから
一気でデジタル化をするのは確かに大変ですが、ちょっとずつ進めようとすると紹介した施設のように途中で停滞する可能性があるので難しいですね
介護施設のデジタル化が遅れているのは予算などの問題もあると思いますが、慢性的な人手不足かつ年配の介護士が多くいて、その方達に教える時間が取れないというのが大きいように私は感じます
③老人保健施設
私が現在働いている施設は記録も企画書も報告書も全部が紙
パソコンスキルがなくても全く問題ありません
介護加算などPCを使う場面もあるにはありますが、支障はほとんどないですね。そのような施設はまだまだ普通にあります
デジタル化が進まない理由は、やはり年配の介護士が多く教える時間がないため
気づいたかもしれませんが私は転職を重ねるごとに全面デジタル→プチデジタル→ほぼアナログと、バックトゥーザフューチャーしてます。゚(゚´Д`゚)゚。
デジタル化に慣れた身としては記録が紙なのは不便だし、書類整理とか月末に記録を綴じる作業がムダに思えてしまいます
字が汚くて読めないって怒られるし・・
それはオマエが悪い
3つの施設を通して私が思うこと
私自身のパソコンスキルはというと、こうやってブログを書いたりしていますが大したことありません
ブラインドタッチできません
グラフや表を作ったりできません
パソコン関連の資格も持っていません
それでも介護士として働いています
働けてはいますが、もっとパソコンスキルがあったらなと思うことはあります
介護施設では私を含めパソコンに疎い方が多いので、スキルがあるということは強い武器になる
事故の集計で前年度と今年度の傾向をわかりやすくグラフにしたり、イベントのポスターを作ったり、新しい書式を作ったり
それらが出来たら施設はヨダレもんで喜びます _:(´ཀ`」 ∠):
ただパソコン関連のことは全て任されたりするから
逆に注意が必要かも
スキルがあると頼られ過ぎちゃうのね
介護施設でデジタル化するメリット
そもそも介護施設でデジタル化するメリットは何なのかという疑問ですが、主に3つあります
それは情報の効率的な管理・ミスの軽減・コミュニケーションの改善
順に説明していきます
①情報の効率的な管理
デジタル化により利用者の情報を容易に管理できます
電子化されたデータは簡単に検索・閲覧でき、情報の共有もスムーズに行えることで業務の負担を減らすことができます
②ミスの軽減
デジタル化により、手書きや紙の書類に起因するヒューマンエラーを軽減
書類の紛失といったリスクが少なくなり個人情報の保護やケアの質の向上させることが期待できます
③コミュニケーションの改善
デジタル化されたシステムやアプリを利用することで、スタッフ間や施設間、専門職とのコミュニケーシャンが円滑になります
例えばチャット機能や予定管理システムを利用することでスタッフ同士の連絡やシフト管理などが効率的になり、利用者やご家族との情報共有もスムーズに
最後に
介護施設のデジタル化は遅れていて、今であればパソコンスキルがなくても介護士の業務をこなすことはできます
私は今まで介護施設を3回転職しましたが面接でパソコンスキルについて質問されたことは一度もないし、募集条件にパソコンスキルが記載されていることを見たこともありません
ただ介護業界もICT化しようという動きが活発になってきているのも事実
最低でも文章の入力くらいはスムーズに出来るようになっておかないと、今後は厳しくなっていくかもしれません
予算の問題やPC操作のレクチャーなどデジタル化に向けてのハードルは高いですが、「全くパソコンわかりません」という方は来たる日に備えて少しづつ慣れていくといいですね
例えばユーキャンのにはパソコンの入門講座なんていうのもあります
私自身もパソコンスキル・ライティングスキルを今後も高めていき、より読みやすくタメになる記事を作れるよう努力していきます
最後まで読んでいただき、ありがとうございました
よかったら他の記事も読んでくれたら嬉しいです
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