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深刻な人手不足、残業時間の増悪、事故の対策などによるお手伝いの増加
様々な理由で介護業界でも業務改善が求められています
そもそも介護業界では仕事量がプラスオンされることはあっても、減る事はほとんどない
減らす=サボるみたいなネガティブイメージがあるのかな?
僕が思うのは業務を減らして浮いた時間で何をするのか、どういうメリットがあるのかだと思います
今回は色々と業務改善を試みた中で特に効果を実感できたインカムの導入について、メリットとデメリットそれぞれお伝えしたいと思います
インカムを導入すれば普段の業務のあのイライラを解消できるかも⁉️
介護施設におけるインカムのメリット
まず前提としてインカムはその日に出勤しているケアスタッフ・看護師・受付・理学療法士・言語聴覚士・施設長の全員が持つことが望ましいです
施設の規模によっては看護師はリーダーだけとかあるかもしれませんが、インカムを持つスタッフが少ないと効果は半減します
①事故やアクシデントが起きた時に瞬時に全員に周知できる
これが僕がインカム導入の最大の利点と思っています。これだけでも導入の価値があるのではないでしょうか
例えば居室で転倒されている入居者さんを見つけた時に、どうしていますか?
スタッフの応援を呼んだり、看護師に報告したり、施設長にも伝えないといけない所もありますよね
PHSしかないと最低でも3回は電話して同じ内容を説明しないといけません
インカムがあれば、どうでしょう・・
「◯◯さんが居室で転倒されています。看護師さん、お願いします。手が空いてるスタッフは手伝ってください」
これだけで全員に周知できるのです
すぐ来てほしい看護師さんに素早く伝えられるのもそうですが、他フロアのスタッフにも周知できることもメリットです
他フロアの事故って、意外と業務後まで知らなかったなんて事ありませんか?
インカムで共有されていれば「事故があって大変かも」と気にかけることもできます
ちなみに事故と言えば事故報告書。こちらの記事も良かったらm(_ _)m
②スタッフや看護師、施設長など探す手間が省ける
多分これは受付が一番恩恵があるんじゃないでしょうか
今日誰が何番のPHSを持ってるかなんて把握しきれません
インカムがあれば、どうでしょう・・
「〇〇さん、どちらにいますか?」とすぐに聞けます。仮にインカムをつけてなくても「誰か◯◯さんを見かけませんでしたか」と聞くことができます
けっこう施設長がPHSを持たずにどこかに行って、受付さんが探している時とかに便利♪
③スタッフいるじゃん!回避
ナースコールが鳴り続けていて急いで向かったら、スタッフいるじゃん!という経験は誰しもあるのではないでしょうか?
インカムがあれば、どうでしょう・・
「コールずっと鳴っていますが大丈夫ですか?」
「◯◯さんの対応中で、どなたか行けますか?」
みたいな会話で完結します
④スピーディーな業務連絡
見学の方のお出迎えやお見送り、その他に急な予定が入った時もインカムを使用することで漏れなくスピーディーに共有することができます
また入浴で「次は◯◯さんのなので、お声かけと準備をお願いします」みたいな使い方もできますね
⑤2名対応
移乗のお手伝いを2名でする場合もインカムは有効です
スタッフを呼んだけどなかなか来てくれないなんてこともよくありますが、インカムを使用して「今から5分後に移乗をお願いします」とかルールを決めておくと良いですね
いきなり呼ばれるとすぐに対応できないこともありますが、事前に周知しておけばそれに合わせて準備もできます
インカムのデメリット
僕がいたホームでインカムを使用することによるデメリットはほとんどありませんでしたが、実際にあった声としては
①集中できない
例えば服薬の介助中や入居者さんと会話中にインカムから情報が入ってくると集中できない、という意見がありました
ただこれに関しては「服薬対応をしますのでインカムのイヤホンを外します」と周知して、服薬介助が終わったら再度装着すれば良いと思います。その間に何か情報があったかは周りのスタッフに確認すれば問題ありません
入居者さんとの会話中も同様ですね
②耳だれがする
長時間イヤホンをすると耳だれしてしまうというスタッフがいらっしゃいましたね。その方には無理せずPHSだけ持ってもらいました
そういう気配りも必要になってきます
③イヤホンの共有に抵抗がある
人によっては他人が使ったイヤホンを共有するのが嫌という方もいると思います
スタッフによってはAmazonとかで購入されている方もいました
ただ僕のいた施設では、その費用は実費になります
もし導入されるのであれば、その点もどうするのか事前に決めておくと良いのではないでしょうか
ちなみに私は消毒さえしてあれば全く抵抗ありません😅
デメリットと言えるのは、このくらいですね
インカムの運用に向けて
新しいことを始める時って、必ず反対意見が出ますよね
環境が変わるのを嫌がられる方はどこにでもいます
僕がいたホームでも「パチンコ屋の店員じゃないんだから」とか「インカムが重い」とか「インカムの情報に気を取られて事故を起こしそう」などの意見が出ました
ただ導入して一ヶ月後には・・
インカム、最高🎶🎶🎶❤️になりましたよ
ただ施設の規模や現状に合わせてルール作りは必要かと思います
僕のホームでは
・情報を発信する前に自分の名前をいう
・情報を確認したスタッフは「(自分の名前)承知いたしました」と返答する
これは言わずもがな誰が発信したのかを明確にし、ちゃんと皆んなが聞いていたのかを確認するためです
返事のないスタッフがいれば再度確認することで漏れを防ぎます
・インカムを使用する時とPHSを使う時のルールを決める
インカムが便利だからと言って何でもかんでも使うと、その情報に関係のないスタッフにとってはストレスになります
緊急性のあるものはインカムを使用と言っても判断基準が曖昧なので、そこは施設で話し合ってインカムとPHSの使い分け方を話し合ったほうが良いでしょう
・休憩時間はインカムを外す
当たり前かとは思いますが仕事の時間と休憩の時間はしっかり分けて考えるべきなので、休憩時間中はインカムは外します
その際は休憩に入るのでインカムを外すこと、休憩が終わってフロアに戻ったらインカムを装着したことを周知しておくと良いです
まとめ
インカム導入のメリット・デメリットを整理すると
メリット | デメリット |
①事故やアクシデントを全員に周知しやすい | ①集中できない |
②職員を探す手間が省ける | ②耳だれがするかも |
③コールでダッシュしたらスタッフいるじゃん!回避 | ③イヤホンの共有に抵抗がある |
④スピーディーな業務連絡 | |
⑤2名対応 |
またインカムはただ導入すれば良いというワケではなく、事前にルール設定しておくことで皆が快適に使用することができます
導入までが大変だったりしますが、慣れればインカムなしの業務に戻れなくなると思いますよ😆
施設でぜひ検討してみてはいかがでしょうか
最後まで読んでいただき、ありがとうございました
よかったら他の記事も読んでくれたら嬉しいです
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