『介護施設の急変時の対応』〜私が後悔している出来事〜

介護施設関連
ピョン太
ピョン太

※この記事では内容に広告・プロモーションを含みます

今日元気だった入居者さんが明日も元気とは限らない

介護施設で働いていても、そんな当たり前のことを時に忘れてしまうことがあります

僕が今までいたホームでは平均が90歳前後で100歳を迎えている方もいらっしゃいます

そして様々な疾患を抱えていらっしゃることがほとんどで、全く疾患がない方はまずいません

当然ですがいつ急変が起きてもおかしくないご年齢ですから、僕たち介護士は万が一に常に備えておく必要があります

秘書 ミルク
秘書 ミルク

でも日々の業務に忙殺されて余裕がないんだよね

急変時は迅速な対応がもとめられます

僕も介護の仕事を15年していますが、いざその場面に出くわすとパニックになるし的確に判断できるかと言われれば自信は全くありません

やまちん
やまちん

日頃から専門職とシミュレーションしておくことが大事

介護施設では事故防止やアクティビティーなどのプロジェクト、介護技術などの研修に力を入れているところが多くあります

けれど急変時対応の研修とかって半年や1年に一回くらいじゃないですか?

命を預かるお仕事であるにも関わらず・・

前置きが長くなってしまいましたが、今回は急変時の対応で私が後悔している出来事を紹介したいと思います

  • まだ入居者さんが急変されている場面に遭遇したことがない
  • 急変時対応の研修などに参加したことがない
  • 介護施設に勤務して日が浅い

そんな方に向けた記事になります

かいご畑

ケース① 『見ていることしかできなかった』

僕が新卒で入社し半年が経ったころの出来事です

その日は早番で勤務していましたが夜勤者が発熱で急遽休むことになりました

替れるスタッフが見つからず施設長が困っていたので「僕でよければ」と志願しました

一旦家に帰り仮眠をとって21時に再出勤

引き継ぎを受けて、とりあえず入居者さんのご様子を確認しようと巡回からスタート

そこで嘔吐して仰向けにベッドに倒れている入居者さんを発見したのです

慌てて入居者さんに何度も呼びかけしましたが反応はなし

入れ歯を外し嘔吐物をかき出しました

そこから・・・

何をしたらいいかわかりませんでした

その時は心臓マッサージなどの研修を受けていませんでしたし、AEDも確かなかった気がします

急変時に何をするのかもよくわかっていませんでした

時間にすれば1分も経ってなかったと思いますが、ようやく先輩スタッフにピッチで応援を呼びました

そこからは先輩スタッフが心臓マッサージしながら次々に指示を出し、僕はただそれを見てるだけ

救急車には施設長が同行しました

僕はしばらく放心状態で、先輩スタッフから色々声をかけてもらった気がしますが覚えていないです

その後、入居者さんがお亡くなりになられたと一報がありました

事件性があるかもしれないとのことで
も病院に行き、警察から事情聴取を受けました

聴取はとどこおりなく終わりましたが、僕には何もできなかった無力感しかありませんでした

ご家族様とも対面しお詫びしましたが、ご家族様からは「謝らなくていいですよ」と優しく声をかけられ涙が止まりませんでした

もっと出来たことがあったんじゃないかその一言に尽きます

ケース② 『ちゃんと決めておけばよかったのかも』

Aさんは多くの疾患を抱えていました

年相応の物忘れはありますが、身の回りのことはご自分でされます

直近の健康診断の結果で数値が良くなく、いつ急変が起きてもおかしくない状況でした

ご家族様とも面談をし、もしもの時に心肺蘇生などの延命措置を行うか話し合いをしました

ただご家族様は現状に戸惑っていらっしゃり、その場では結論がでず保留に

そこから申し送りで毎日Aさんのご様子を共有するようになります

10日後の20時にAさんがセロハンテープを取りに事務所にいらっしゃいました

お渡しすると「ありがとう」と笑顔でお部屋に戻られていきました

その1時間後・・・


一緒だった夜勤者からインカムで呼ばれ居室に伺うと、A様が床に倒れていました

一目みて危険な状態だとわかりました

救急車の手配・ご家族様や施設長への連絡・看護師へのオンコールはすみやかに行えました

ただ救急隊員が来たときに「延命措置をしますか?」と確認され言葉に詰まりました

ご家族様と救急隊員とで電話でやりとりしてもらい、延命措置をすることになり救急搬送

残念ながらA様は病院でお亡くなりになられました

延命措置をするしないは、なかなかご家族様に聞きづらいことです


ご家族様からしても保証人の一存だけで決まられないケースもある

ただあの時点で方向性が決まっていたら、どうなっていたのだろうと悔やまれる出来事でした

2つのケースから僕が思うこと

2つのケースから僕が思うことは・・

①夜間を想定した急変時の動きの確認

日中はスタッフも多く看護師もいます。不測の事態が起きても皆んなの力で乗り越えることができます

ただ夜間は介護スタッフしかいません

秘書 ミルク
秘書 ミルク

メディカルホームで看護師が24時間いるホームもあるけどね

ちなみに僕がいたホームで夜勤者の最低人数は2人

だからこそ急変時の動きの確認は夜勤を想定した方がいいと僕は思います

第一発見者は原則その場を離れるわけにはいきませんので、相方の夜勤者の動きがカギになる

・血圧計や体温計・サチュレーション・AEDを持ってくる

・ご家族様への連絡や看護師へのオンコール

・救急車の手配

・ご入居者様の基本情報や薬手帳の準備

・救急隊員が来たら、ご入居者さんの所までの誘導etc

ザックリとこれだけのことを短時間で、場合によっては1人でやらないといけません

ほかにもセコムをセットしているのであれば解除方法

入居者さんの基本情報のファイルや薬手帳がラテラルの中にあるのであれば、どこにそれがあるのか

カギはどこで保管してあるのか

日が浅いスタッフだと施設の住所を覚えていないでしょうから、見える場所に掲示してあるかも大事だと思います

夜勤をデビューする前に上記をしっかり伝えておくことが重要❗️

夜勤の業務内容のOJTばかりに力を入れすぎて、急変時対応のOJTが疎かになってはいないでしょうか?

やまちん
やまちん

「分からなかったら他のスタッフに聞いて」で済ませていませんか

夜勤のOJT中もしくは別日の日中でもいいので、ここは手抜きをしない

「〇〇さんが救急搬送になる想定で準備をしてみよう」など実際にやってみてもらうと理解が深まると思います

ケース①で私は急変時の対応が全くわかりませんでした

夜勤業務を1人で出来るようになったことに満足していました

急変時の対応を理解していないと、助かるかもしれない入居者さんの命を失うことになるかもしれないことを想像できていませんでした

同じような思いをしてほしくないので、僕は新人スタッフに対しては夜勤の業務以上に急変時の対応をしっかり理解するまで伝え続けるようにしています

②心肺蘇生・AEDの使い方

ケース①で私は心肺蘇生のやり方を知りませんでした

会社の研修であったり消防隊員からの指導などで直接学べる機会があれば、それに越したことはありません

ただ都合が合わなかったりシフトの関係で参加できないこともあるでしょう

今やネットで『心肺蘇生』と検索すれば、わかりやすい動画や記事がたくさんあります

やまちん
やまちん

自分から学びに行くのも大切

心肺蘇生法の手順|日本医師会 救急蘇生法
突然、大切な家族や友人、近くの人が倒れたら…。一刻も早い心肺蘇生が必要です。日本医師会が「心肺蘇生法の手順」を解説します。

上記のURLは日本医師会さんの心肺蘇生法の手順です

AEDの操作方法もですが「見たことはある」程度でも「全く知らない」に比べたら、いざと言う時に雲泥の差があります

繰り返しになりますが施設側が職員全員に心肺蘇生法をしっかり指導する仕組みを作ることが重要だと思います。ただ介護施設で勤務するのであれば、自分から学びにいく姿勢も大事だと僕は思います

③延命措置の意向の確認

ケース②でご家族様に一報した時点で心肺蘇生の確認をしなかったのは、僕の完全なる落ち度です

「なぜ、あの状況で確認をしなかったのか」と今でも悔やまれます

一方で心肺蘇生の意向をしっかりと詰めておければとも思いました

健康診断の数値は悪かったですが、表面上は普段と変わらないご生活をされているA様を見て「今はまだ大丈夫だろう」という気持ちがどこかにあったような気がします

それはご家族様も一緒だったかも・・・

延命措置の意向の確認はとてもセンシティブな話題となりますが遠回しにぼかし過ぎないようにし、その場で結論が出なかった場合は期間を決めて返答を頂いた方が良かったのかもしれません

もちろん時間が経てば考えが変わることもあるでしょうから、有事の際は再度確認はします

やまちん
やまちん

それでも方向性が決まっていれば迷いなく行動できます

かいご畑

最後に

今回のケースで私はこのような結論に至りましたが、皆様はどのように感じたでしょうか?

介護の仕事を15年していますが、まだまだ未熟なへっぽこ介護士

失敗や反省を糧に一歩ずつ前へ前へ

最後まで読んでいただき、ありがとうございました

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