『社協と介護施設がタッグでwin-winの関係に』〜ボランティアの力〜

介護施設関連
ピョン太
ピョン太

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先日、施設でお祭りがありました

去年はコロナで中止になったそうで2年ぶりの開催😄

今年はやるのかやらないのか上の方達は相当悩まれたようです

賛否が分かれる難しい判断だったとは思いますが結果だけ見れば体調不良になられる方はいらっしゃられず、利用者さんも楽しまれておりました

祭り自体もそうなのですが

久しぶりに外に出れた」と多数の利用者さんが喜ばれていた姿が印象的でした

同時に日常業務で手一杯でアクティビティーとか外気浴とか、利用者さんが楽しむ機会を提供できていないなと反省(ノ_<)

そして、ふと思うのです

ボランティア方達を入れられたらな〜、と

今はまだ外部の人を施設に入れるのを遠慮いただいてる所がほとんどなのではないでしょうか

まだまだコロナについては予断を許さない状況が続いていますから

今は時期尚早だとしても・・

地域とのつながりを大切にしていきたいのなら、利用者さんに普段とは違うアクティビティーを楽しんでいただきたいのなら、ボランティアの方達は大きな力となります

そんなボランティアの方達と介護施設をつなぐパイプ役となるのが社会福祉協議会です

今回はそんな社会福祉協議会とボランティアの方達の記事になります

レバウェル介護(旧:きらケア)

社会福祉協議会とは

社会福祉協議会

略して社協ですが、その役割は主に福祉施設等事業者の連絡・調整や社会福祉の様々な制度改善に向けた取り組みになります

主には

地域福祉活動に対する支援

ボランティア活動の支援

日常生活自立支援事業

在宅福祉サービス

全国に2000箇所ある民間組織です

ところで・・

社協に行ったことがある人はどのくらいいるでしょうか?

社協自体を知らない方も多いと思います

社会福祉協議会の会員募集は自治会や町内会を通じて行います

ただ自治会や町内会の加入率は都市部を中心に低下していると総務省が公表しています

私自身も町内会には一応は加入していますが会合に参加したことはほとんどありません

というか仕事で参加できない

職場では希望で休みたい日を3日ぶん指定できるのですが、わざわざ会合のために希望休を使いたくないし子供の用事でだいたい使い切ります

共働きなので妻が参加するのも難しい・・

そんな私と同じような環境の方は多いのではないでしょうか

総じて若年層において社協の認知度は低いし接する機会も少ないのです

社会福祉協議会は地域の福祉活動の要ともなる存在ですから、イベントやボランティア活動で魅力を伝えて認知度や加入率を上げていくことが今後の課題と言えるかもしれません

社協とボランティア

そんな社協を利用しようと思ったきっかけはアクティビティーを充実させたいと思ったからです

5年以上前のことですから、コロナとは無縁の頃ですね

その頃の私はアクティビティーPJ(プロジェクト)のリーダーをしていたのですが、父の日や母の日・お祭りや敬老会などでのイベント内容のマンネリ化に悩んでいました

イベントだけでなく普段のアクティビティーもマンネリ化していたし、そもそも人手が足りなかったりで出来ない日も・・(゚´Д`゚)

そんなマンネリ化と人手不足を解消する方法はないかと考えた時に出した答えがボランティアの力を借りることです

ボランティアの力を借りれば

  • 普段はなかなか出来ない楽器を使った演奏や個別のアクティビティーもできる
  • スタッフのイベント準備の負担軽減や残業時間の削減につながる

ただこれは介護施設側だけでなくボランティア側にもメリットがあります

特に楽器を使った練習を日々されている方だと、聞いてもらったり腕試しする場がなくてモチベーションが上がらないということがあるそうです。そんな方達にとっては介護施設での演奏はいい刺激になります

もし演奏でミスしても怒られたりしませんし😁

まさにwin-winの関係

じゃあどこでボランティアを紹介してもらえるんだろうと思って調べていたら社会福祉協議会に行き着きました

社協はどんなボランティアがあるのか紹介してくれますし、スケジュールやイベント内容の仲介をしてくれるので本当に便利です

ちなみに私がいた施設に実際に来てもらったボランティアさんは

三味線 民謡

ピアノ合唱

エレキギター

クラシックギター

バルーンアート

ハープ

社交ダンス

傾聴

などです。他にも色んなボランティア活動をされている方達がいらっしゃいますね

エレキギターは一見すると騒々しいイメージがありますが聴きやすかったですし、ハープ演奏は全体アクティビティーには不向きですが寝たきりで移動が難しい方の居室をまわって演奏してもらいました

歌に体操を交えるのも入居者さんには好評でしたね🎵

体を動かすのは楽しい✨

社交ダンスなんて、まさにそう

入居者さんで社交ダンスをやってた方けっこう多いんですよね

一緒に踊ったりするのですが構えで違うっていうのがわかります

そして一番好評だったのは傾聴です

傾聴は1対1で行うので個別アクティビティーになるのですが、主に話好きで自立度の高い方に喜ばれました

介護スタッフはどうしてもお手伝いが必要な方が優先になってしまうので、身の回りのことが自身でできて居室にいらっしゃることが多い入居者さんとお話しする時間がなかなか作れないんですよね

介護スタッフが忙しそうにしているのを見て遠慮されてしまう入居者さんもいらっしゃいます

そんな方達にとっては傾聴ボランティアは気分転換になります

スタッフじゃないからこそ気軽に話せたりもありますから

話した内容は傾聴終了後に共有することで今後の関わりの参考にもなります

レバウェル介護(旧:きらケア)

ボランティアの受け入れで気をつける点

ボランティアを受け入れるメリットはたくさんありますが、気をつけるべき点もあります

①費用がかかる場合がある

ボランティアだからといって無条件で無料というわけではありません

代表的なのが交通費です

施設に行くまでに交通費がかかる場合は施設側の負担になるので、ここは必ず確認しておいたほうがいいです

お金のトラブルは避けたい所ですから

特に合唱などで大人数でいらっしゃる場合は思いのほか交通費がかかる場合があります

かかったとしても遠慮されるボランティアもいますけどね

他にもバルーンアートだと風船代などは施設側の負担になります

②相性

合う合わないの相性もあります

傾聴なんて正にそう

幸いなことに大きなトラブルになったことは一度もありませんでしたが、受け入れ当初は入居者さんとボランティアさんとでトラブルが起きないか心配でした

一方で音楽系のボランティアさんとは色々ありましたね

まずスタンスとして入居者さんに楽しんでもらいたい派と私の演奏を聴いて派があります

言わずもがな『私の演奏を聴いて派』は入居者さんには不評のケースが多いんですよね

入居者さんが置いてけぼりになっちゃう

三味線では先生と思われる人が演奏をミスした人をその場で叱責して場が凍りついたことも💦💦

茶菓子が出なかったと謎のクレームがきた団体もありましたし、ピアノが安っぽ過ぎると言われたことも・・

③打ち合わせ

スケジュールやイベントの内容は社協が仲介してくれると言いましたが、とはいえ一度は必ず施設で顔合わせを兼ねて打ち合わせをしたほうが良いです

音楽系は特に!

どこに楽器を置いて立ち位置はどうするのかや、イベントスペースの確認は大事です

曲目も入居者さんの馴染みのある曲があるか確認しておきます

あと大事なのが個人情報守秘義務について

ボランティアさんによってはSNSで行った先を報告したりしています

うっかり入居者さんの顔が写ってしまっていたなんてこともあるかも・・

そのため私の施設では写真の撮影は遠慮していただきました

傾聴だとモロに入居者さんの個人情報を知りうることとなります

こちらも傾聴を受け入れる際はまず入居者さんのご家族に了承をいただき、その上でボランティアさんにも守秘義務の同意書に署名をお願いしていました

このように軌道にのるまでは結構やることや気苦労が多くて大変なんですよね

最後に

ボランティアの方達と良好な関係を築ければ介護施設にとって大きな力となります

アクティビティーの選択肢が増えて個別アクの充実を図ることができる

スタッフのイベント準備の負担軽減が期待できます

ボランティアにとっても日頃の練習の成果を発揮出来る場になります

win-winの関係で地域とのつながりを深めながら介護施設の魅力もアップ✨

まずはお近くの社会福祉協議会へご相談ください

最後まで読んでいただき、ありがとうございました

よかったら他の記事も読んでくれたら嬉しいです❗️

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