介護に役立つ本の紹介4〜介護職のためのアンガーマネジメント〜

介護に役立つ本
ピョン太
ピョン太

※この記事では内容に広告・プロモーションを含みます

介護に関する本の紹介企画の第4弾

今回紹介するのはこちら

介護の仕事は感情労働と呼ばれています

スタッフに対して、入居者さんに対して、ご家族に対してイライラしたり怒りの感情がわくことは誰だってあると思います

やまちん
やまちん

僕はせっかちで気が短いイラチな性格なので、そもそも介護向きじゃないかも

アンガーマネジメントという言葉を僕が知ったのはここ数年です

アンガーマネジメントは1970年代にアメリカで生まれた怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニングです

些細なことでイライラしたりストレスに感じなくなれば快適に仕事ができるようになるのでは・・

怒りに振り回されたくない・・

そんな思いでアンガーマネジメントに興味を持ちました

そこで本屋に行ったらアンガーマネジメント関連の本って多いんですよね

何冊か良さげなのがあって迷ったのですが最終的にこの本を選んだ理由は

『介護職のための〜』と書いてあったから

それだけです

ピョン太
ピョン太

単純やな

ただこの選択が当たりでした❗️

とても面白く、あっという間に読み終わりました

今回はそんな『介護職のためのアンガーマネジメント』の本の特徴や構成、印象に残ったフレーズを紹介します

それでは、いってみましょー (*゚▽゚*)

レバウェル介護(旧:きらケア)

『介護職のためのアンガーマネジメント』の特徴

著書は2019年9月発行

出版は誠文堂新光社で定価は1800円

全223ページ

タイトルにあるように介護施設を舞台にマンガ形式で介護職がイライラする場面を紹介してくれます

やまちん
やまちん

これが「わかる〜」って話ばかりで引き込まれます

これだけのあるあるエピソードを集めたのはホントすごい❗️

あとエピソードがマンガというのも読み疲れがなく内容がスッと入る

マンガだけでも読む価値があると思います

ストーリーに出てくる登場人物も「こういうスタッフいるわ〜」ばかりで秀逸😄

  • 面倒見がいい性格だけど、相手によってはお節介と思われる猪狩さん
  • 頼れるユニットリーダーだけど、部下を叱るのが苦手な狸原さん
  • 明るく穏やかだけど、頼まれると断れない性格の犬井さんetc

あるあるのストーリーいるいるのキャラクターが登場するから、最後まであっという間に読める

また一つのケースごとにアンガーマネジメントしての思考や取り組み方を知識編と実践編に分けて紹介しています

入居者さんの暴力行為やセクハラ、上司からのパワハラなどかなり踏み込んだケースもあり驚きとともに参考になることが多かったです

ケースは全部で30あり

  • 詮索好きな先輩にうんざり
  • 自分にばかり都合が良いシフトを組むユニットリーダー
  • メールで欠勤連絡なんて非常識
  • やたらと口出ししてくる先輩にムカっetc
やまちん
やまちん

どうです?内容が気になりません??

ピョン太
ピョン太

ぐぬぬ・・。メールで欠勤連絡が気になる

レバウェル介護(旧:きらケア)

印象に残ったフレーズ

・怒らなかったことで後悔するのであれば、それは怒る必要のあることです。怒ったことで後悔するのであれば、それは怒る必要がないことです

・「なんで」では問題は解決しない。過去を見るのではなく、これからの目標や理想を考えましょう。解決志向へ切り換えるためには、「なんで」ではなく「どうしたら」を使いましょう。「どうしたら」は未来へ導く言葉です

・怒りを感じたら6秒間待ちましょう。なぜ6秒かというと、人は6秒あれば理性的になれるといわれているからです。6秒数えるのがもっとも簡単な方法ですが、6秒間思考をストップする、好きな歌のサビを思いだすなどの方法があります

・私たちは自分が日頃から大切にしている「べき」が裏切られたときに怒りを感じます。「お年寄りに席をゆずるべき」など。「べき」は、その人の育った環境や経験の中で培ったもので、本人にとっては「当たり前」のことですが、他の人にとってはそうでないことも多々あります。大切なことは、自分と異なる価値観や考え方をする人がいることを理解するということです

・私たちは日々、頭の中で「思い込み」を事実と勘違いしたまま過ごしています。その結果、「思い込み」に引きずられて他人を疑ったり、非難したり、自信を喪失したりして、余計にストレスを抱え込むことになります。「思い込み」を「事実」と理解しているとき、私たちはよく「思い込み言葉」を使います。「ばかり」「いつも」「ふつう」「みんな」といった、何かを言い換える言葉です。

『あなたはいつもナースコールに出るのが遅い』

思い込みに振り回されないためには、意識して事実と「思い込み」を切り分けることが必要になります。「事実」だけを見ることができるようになれば、必要以上にイライラすることがなくなります

著書を読んだ感想

著書ではたくさんのアンガーマネジメントのテクニックが紹介されています

6秒ルールのほかにグラウンディングという怒りとは関係ないところに意識を集中させたり、コーピングマントラという自分を落ちつかせる魔法の言葉をあらかじめ用意しておくといった明日からでも使える技術があります

やまちん
やまちん

僕の魔法の言葉は「なんくるないさ」

逆に自分の怒りを客観的に振り返るアンガーログという怒りを感じたらその都度その場で記録するみたいな手間がいるテクニックもあります

介護の仕事をしていると肉体的な疲労よりも人間関係による心の疲労の方がキツい💦💦

著書にもあるように怒りの感情は力の強い人から弱い人へ、立場が上の人から立場が下の人へとそのはけ口を求めて流れていきます

そしてその鬱憤の矛先が入居者さんに向けられている可能性も否定できない

とはいえ虐待が許されるものではない

アンガーマネジメントには色々なテクニックがあるので、自分に合ったものから始めていけば良いのではないでしょうか

そしてアンガーマネジメントはトレーニングで上達する技術なので、僕はまず6秒ルールとグラウンディングから始めてみます٩( ᐛ )و

毎日働く介護現場でストレスやイライラを感じずに心穏やかに働けたら最高ですね

最後まで読んで頂き、ありがとうございました❗️

良かったら他の記事も読んでくれたら嬉しいです😁

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