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2022年度のケアマネ試験が10月9日に行われました
受験された皆様、本当にお疲れ様でした❗️❗️
厚生労働省の発表によると今年度の受験者は5万4449人で、前年より159人多く3年連続の増加だったそうです
合格率は毎年20%前後という狭き門
私はケアマネ試験をユーキャンと過去問を中心に勉強したのですが、出題範囲の広さに愕然としたのを覚えています
人生で一番勉強したのがケアマネ試験
毎日必ず1時間勉強すると決めて、休みだろうが仕事で残業しようが勉強した日々・・
思い出したくないくらい辛かった
そんなケアマネの主業務はもちろんケアプランの作成なのですが、具体的な仕事内容は介護施設によって違っていたりします
私はこれまで有料→特養→老健で働いてきたのですが、そこでの施設ケアマネジャーの仕事内容を紹介したいと思います
あくまで私がいた施設での仕事内容ですので悪しからず m(_ _)m
施設ケアマネと居宅ケアマネの違い
まず施設ケアマネと居宅ケアマネの違いから
施設ケアマネ |
特養や有料、老健などで勤務するケアマネジャーは施設ケアマネと呼ばれています
担当件数は100人以内
入居者さんのニーズを確認して施設でその方らしい生活ができるようケアプランを作成します
居宅ケアマネ |
居宅介護支援事業所に勤務するケアマネジャーは居宅ケアマネと呼ばれています
担当件数は35人以内
利用者さんのニーズを確認して自宅でその方らしい生活を維持・継続できるようケアプランを作成します
一見すると施設ケアマネの方が担当件数が倍以上のため激務なように見えますが、居宅ケアマネはご自宅へ訪問しないといけないので一長一短なようですね
給料は施設ケアマネの方が高い傾向になっています。ただ、それは施設ケアマネは他の業務と兼務することがあるからとも言えます
私は訪問など居宅介護の経験はないので何とも言えないのですが
給料重視だったりマルチタスクが得意な方は施設ケアマネ
単独行動でコツコツ仕事をするのが好きな方は居宅ケアマネが向いているのかもしれません
有料老人ホームのケアマネ
有料A |
私が新卒で入社した施設。つまり15年前になります
この施設は何と各フロアにケアマネがいました。各フロアの入居者さんは20名ほどなのでケアマネとしては恵まれた環境だったのかな
今思うと考えられない配置ですが当時の私はそれが当たり前だと思っていました
給与とかどうだったのか今更ですが気になる😒
プランは立案から交付まで全てをケアマネが行っていました。介護スタッフには立ち話程度に最近のご様子や課題を確認するくらいで、担当者会議みたいなのもない。兼務もしていなかったと思います
会社自体が介護分野に進出して日が浅かったから色々と甘かったのかも・・
今はもう介護から撤退しているし
そもそも社内報の感想文を書くとか何の意味が・・
しっ!!それ以上はいけない
有料B |
入居者74名に対してケアマネは1人
有料Aとは逆にケアプランの立案・作成はスタッフが行い、ケアマネは最終確認と交付を担当します
私はここでの勤務が長かったこともあり、ケアプランはスタッフが作るものという考えです
だって入居者さんを一番近くで見ているのは介護スタッフなんだし、ケアプランに沿ってお手伝いを実行するのも主は介護スタッフ。そんなケアプランに介護スタッフが率先して関わらないというのはどうかと私は思う
有料Aでは理想論たっぷりの現実とかけ離れたプランもちらほらありましたから
よしなさいって
色々なスタッフがプランに関わるからプラン内容の使い回しが少なくて個性的なものが多かったですね。本来ケアプランってそうあるべきじゃないのかなって思います
ただお一人おひとりのプラン内容を覚えるのが大変だし、立案で残業することもしばしばあった
新人スタッフは特に大変だったと思いますし、中途スタッフからは「スタッフがプランの立案するんですか」と不満そうにされることも・・
ただこれだけのプランをケアマネ1人で作るのはほぼ不可能
さらには人員不足で見守りや食事介助でしょっちゅうフロアのフォローに入っていたので、なかなかケアマネ業務に集中できない環境でした
介護スタッフからすればケアマネがフロアの状況をわかってくれているので、プラン立案時に目線合わせはしやすかったですけどね
有料C |
ここではケアマネが介護士と兼務していて夜勤もやっています
そういう働き方があることをこの時初めて知りました
ただ実際は介護士兼ケアマネと言うほうがしっくりくる
ここでも人員不足でケアマネ業務(事務所勤務)が潰れてフロアに駆り出されることが当たり前のようにありましたから
何事もポジティブに考える明るい方がケアマネをされていたのですが、私が同じ立場だったら「俺、ケアマネが本職なんだけど」と文句の一つや二つは言ってたかもしれない
シフトを作る身としては本当に心苦しかったです
施設ケアマネをしていると本業のケアマネ業務より兼務の業務のほうが比重が多くなる可能性があることには注意しておいたほうが良いです
ケアマネとして働きたいという思いが強いほど、そのジレンマもより大きくなりますから
マルチタスクが苦手な方だとパンクしてしまうかもしれません
実際に私も有料B時代に一時的ではありますが介護リーダー兼ケアマネとして働いていたことがあるのですが、業務の多さから鬱状態になり仕事を1ヶ月休んだことがあります
このことはまた別の機会に記事にしようと思うのですが、兼務というのはなかなかハード
特別養護老人ホームのケアマネ
特養には3ヶ月しかいなかったので詳しい仕事内容はわからないので、ググって下さい
おい!
と言うのは冗談で3ヶ月という期間の中でも色々とわかったことがあります
ケアマネは各フロアに1名配置。とはいえ有料Aとは違い1フロアに入居者さんが50名います
まず一番驚いたのが重点プランの個別性のなさ
もうコピーして貼り付けただけじゃないのかと思うほど皆プランが一緒
有料Bが基準の私としてはホント衝撃
「こんなんでいいの?」と思いました
また3ヶ月という期間でフロアにケアマネが来たことはほとんどなく、それで入居者さんのことがわかるのかなと疑問に感じました。
記録はパソコンで見れるけど、やっぱり直に入居者さんとお話ししないと気づけないこともありますから
一方で事故があった時とか入居者さんから要望があった時に家族に電話をするのはケアマネの役目
この対応も違和感がある
言いにくいことはケアマネ任せみたいな
ここでのケアマネのやりがいって何だろうなと正直おもった
もちろん全ての特養がここと同じだとは思っていませんが、、
とにかくケアマネと介護スタッフとの接点が少なかった
老人保健施設のケアマネ
私が今いる施設ですがここも各フロアにケアマネが1名で担当の入居者さんは50名です。兼務はしていませんが時々お食事の配膳を手伝ってくれます
そして、ここもプランがコピーペースト方式 ( ゚д゚)
逆に有料Bの方がおかしかったのかな
ただ今のところのケアマネはフロアに頻繁に顔を出してくれるし、入居者さんともよくお話をされています
プランの立案は全てケアマネがしますが、サービス担当者会議で介護士や看護師などと協議した上で作成しています
サービス担当者会議は毎回介護は副主任が出席するので、どんな話し合いをしているのかはわからないのですが・・
特養でも同じような会議をしていたのですが、そこの介護リーダーの話だと「1人数分で終わるよ」とのこと
コピーペーストプランはどうかと思うのですが、今いる施設ケアマネと私が思うケアマネの働き方は近いように感じています
もし腰を痛めて介護の仕事が無理になったら、ここのケアマネを目指すと言うのも私の選択肢の中にあります。空きがあればの話ですけどね
ちなみに
色んな施設に行ってわかったのが新規の入居者さんが色んな意味で大変だった時にケアマネに文句を言う介護士がどこの施設にもいると言うこと
全てを無条件でとは言わないが満床にするためには選り好みなんかしてらんないじゃん。それにケアマネに文句言うのは違うでしょ
色んなことを頼まれて、文句を言われて、ケアマネもなかなかの中間管理職
最後に
ところで、ケアマネはやっぱり国家資格ということでいいのかな?
個人的には発行元が国でも都道府県で
も、どっちでも良いです・・
この件については今年初めにも記事に書いています
詳しくはこちらを✅
何かしれっと国家資格扱いになってて、しっくりこないんですよね
苦労して取った思い入れのある資格なのですが、どうも扱いが雑に感じるのは私だけでしょうか
ただケアマネが国家資格になること自体は喜ばしい (^◇^)
これをきっかけにケアマネの地位が向上することを願っています❗️
最後まで読んでいただき、ありがとうございました
良かったら別の記事も読んでくれたら嬉しさ爆発します❗️
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