『時に身体拘束扱い、時に乱用・・』離床センサーの取り扱いは介護施設によって様々!?

介護施設関連
ピョン太
ピョン太

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みなさんの介護施設ではセンサーマットなどは使用されているでしょうか?

転倒のリスクが高く認知症状のある入居者さんの安全を確保するために、離床センサーを使用することが多くあると思います

転倒・転落事故の減少に目を向ければ、センサーは有効と言えるかもしれません

一方でセンサーの使用も身体拘束と捉えて、原則禁止にしている介護施設もあります

介護施設もしくは施設長の考えによってセンサーの取り扱いは様々

今回はそんな離床センサーについての私の体験談を紹介したいと思います

入居者さんの安全のためにはセンサーは絶対に必要だ

とか

センサーは断固反対

とか言うつもりはありません

こんな時にこんなことがあって、その時はこう思ったよーという、いつも通りのゆるい記事になっています😅

クリックジョブ介護

離床センサーの種類

まず最初に離床センサーの種類から簡単に紹介したいと思います

マットセンサータイプ

これが介護施設で一番馴染みのあるセンサーではないでしょうか?

床に敷いてあるセンサーマットに体重がかかるとセンサーが鳴るタイプです

ベッドセンサータイプ

入居者さんが寝た時に、センサーが肩〜腰あたりにくるように敷くことが多いです

こうすることにより入居者さんが起き上がったりした段階でセンサーが反応してくれます

マットセンサーのコールでは駆けつけても間に合わないケースで使用されることが多いのではないでしょうか

秘書 ミルク
秘書 ミルク

似たようなものでベッドサイドに敷くタイプもあるよね

赤外線タイプ

見えない光線がでていて、その光線を遮るとセンサーが反応します

設置範囲の自由度が高いのが特徴です

介護施設ではこの3種類のセンサーが代表的ですね

他にもクリップタイプのセンサーもあったりしますね💡

私がいた介護施設での離床センサーの取り扱い

私がいた介護施設においても離床センサーの取り扱いに違いがありました

有料Aでは普通にセンサーを使用していましたが、有料Bだとある時期を境にセンサーの使用は身体拘束と同等の扱いになり原則禁止になったのです

何のアナウンスもなく、いきなりの発信だったので当時はけっこう混乱しましたね💦

逆に特養ではセンサーを使用されている方が多かったです

ほぼどこかでセンサー反応の音楽が鳴ってて落ち着かないんですよね、、、

夜勤明けだとセンサー頻回だった方の音楽が耳に残って幻聴が聞こえたりする・・( ゚д゚)

個人的にはハッピーバースデーの曲はトラウマ

そして今いる老健では原則禁止

離床センサーがあったらいいなと思う方はいらっしゃいますが、環境整備をしてある程度の動線は確保できているかなという現状です

このように介護施設によって離床センサーに対するスタンスって全然違うんですよね

離床センサーを導入して成功した事例

言わずもがな離床センサーを導入すれば転倒・転落事故の削減に大きく貢献してくれることと思います

入居者さんに痛い思いはさせたくないし、転倒→骨折をきっかけに寝たきりになってしまうことも珍しくはありません

ご家族さんからは「転ばせないでください」とプレッシャーがあったりもしますしね😓

秘書 ミルク
秘書 ミルク

離床センサーを導入しても100%は防げません

ただ離床センサーは入居者さんが起き上がった・立ち上がったことをスタッフに知らせてくれるだけのものではありません

離床センサーは行動パターンの把握やアセスメントにも活用できます

ここで事例を一つ紹介したいと思います

有料Bでの事例

居室にトイレ・洗面台はなく、共同トイレまでは居室から距離がある環境

Aさんは歩行器を使用されているが、トイレまでの行き帰りの際に転倒を繰り返されるようになる

空き居室はなく、共同トイレに近い居室への移動はできない


ナースコールも押してくださらない

そこで居室にPトイレを設置

が・・・

認知症状もあり、Pトイレを使わずに共同トイレに向かわれてしまうことが頻発

スタッフからは「無理だよ」という声が広がり諦めムードに

そこでセンサーマットを使用

有料Bでは離床センサーの使用は原則禁止でしたが、期間を決めて評価をすることに関しては使用が許可されていました


そして使用開始・・・

Aさんがベッドから起きる時はほぼトイレです

センサーが鳴ったらすぐに居室に入らず、ご様子を伺う

Pトイレを使用せず共同トイレに向かおうとされたら、お声をかける

トイレに行くことが目的であったら、Pトイレをすすめて使用していただく

これを繰り返しました

Aさんは認知症がありますが、1ヶ月が過ぎた頃にはPトイレを使用してくださるようになりました

ここでセンサーマットはお役御免

たまに共同トイレにいらっしゃり、ヒヤッとすることはありますけどね・・

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一見すると便利な離床センサーの落とし穴

そんな入居者さんの安全に多いに役立つ離床センサーですがデメリットもあります

①センサーのつけ忘れ

1年で数回は必ず起きるヒューマンエラーです

「今日は全然コール鳴らないな〜」と居室に伺ったら転倒されていて、センサーを確認するとスイッチがONになっていなかったという事故は誰しも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

事故には至らなくてもヒヤリであがっていたりしませんか!?

主観ですがベッドセンサーで起こりがちなイメージ

ベッド上で更衣するときに体交の度にセンサーが反応してしまうと面倒だから切り、その後入れ忘れるといったパターンが多いように感じられます

退室前に必ずセンサーが反応するか確認するというルール決めをしていても、つい忘れてしまうこともありますよね

そして離床センサーがあるからという安心感から事故を招くというケースです

②センサーを避けて転倒

これはセンサーマットにおけるケースです

自分が起き上がったタイミングでいつもスタッフが居室に来たら、そりゃあ入居者さんも「何か、変だ」と思いますよね😅

そこから「このマットを踏むとスタッフがくる」と気づきます

そしてセンサーマットを踏まないように歩こうとして転倒されてしまうという悪循環。゚(゚´Д`゚)゚。

③入居者さんのストレス要因

②と繋がりますが、起きあがったり立ち上がろうとする度にスタッフが部屋にきて「どうされましたか?」と声をかけられたらイライラしますよね

スタッフ側からしても何度もコールが鳴れば、声に怒気がはらんだりしてしまいます

先ほど事例で紹介したAさんもまさにそうで、離床センサー導入当初は普段にも増して寝付けなくなられました

終いにはスタッフが訪室すると無言でベッドに寝て、スタッフが退室するとまた起きてセンサーが鳴るという状況になりました

まさに本末転倒

秘書 ミルク
秘書 ミルク

お互いにとって良くないね

そのためセンサーが鳴ってもすぐには訪室せずに、居室の外からご様子を伺うようにしたのです

離床センサーは入居者さんに多大なストレスを生むことがあります

④事故の対応策がマンネリ化

事故報告書って面倒くさいですよね・・

特に対応策が😩

そんな時は『離床センサーを設置する』という言葉がとっても便利✨✨✨

なんかTHE対応策って感じがしますもん

即効性は確かにありますからね

でも気をつけないと知らず知らずのうちに転倒=離床センサーになっていくかも・・

離床センサーは便利がゆえに思考を停止させることがあります

なぜそう思うかというと

私がそうだったからだ!!

福祉用具の活用を含めた環境整備などの知識がまだ乏しくて、単純に「事故を減らさなきゃ」という思いからバカのひとつ覚えヨロシク、離床センサーを導入しまくってた頃がありました

一番最初の有料Aに勤めていた頃ですね、、、

そこから待っていたのは

センサーコール地獄💀

ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘

⑤外すタイミングが難しい

離床センサーの導入はいうなれば簡単です

ただ一度設置した離床センサーを外すのは、かくも困難です

「そろそろ外そうか」という話題になっても絶対に一人は

危なくなーい

という人がいます

そういう意見が出ると離床センサーを外して確実に大丈夫という保証がない以上、そのまま現状維持になりがちです

既存の入居者さんがいつまで経ってもセンサーを外せず、事故で一人またひとりとセンサー使用者が増えていき

そこから待っているのは

センサーコール地獄💀

ε=ε=ε=ε=ε=ε=ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘

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最後に

離床センサーはセットしたら終わりではなく、そこから期間を決めてどうやったら外せるようになるかまでをスケジュール立てする必要があると私は思います

身体拘束云々は抜きにしても、離床センサーは最後の奥の手と心掛けて、何ができるかを看護師や理学療法士など専門職と一緒に考えていくことが重要ではないでしょうか

それでダメなら離床センサーに頼るのはアリ❗️❗️というのが私の考えです

離床センサーの取り扱いは介護施設によって様々です

皆様はどのように考えていらっしゃいますか・・

最後まで読んでいただき、ありがとうございました

良かったら他の記事も読んでくれたら嬉しいです

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