『腰痛は介護士の職業病』〜私が腰痛から学んだこと〜

介護施設関連
ピョン太
ピョン太

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介護の仕事腰痛はきり離せない関係にあります

介護士をしている方の多くが大なり小なり腰痛を抱えています

場合によっては腰痛が原因で退職になることも・・

私も社会人になって4回、腰を痛めました

なかには介護の仕事と関係ない場面で痛めたこともあるのですが、今回は私が腰痛になった原因と対策について紹介したいなと思います

ちょっとでも参考になれば嬉しいです

かいご畑

1回目の腰痛

1回目の腰痛は社会人2年目

当時いた施設では研修がほとんどなく、介護技術も「見て、覚えろ」という感じで自己流

入居者さんの力を活かすという概念はなく、移乗の場面では自分の力を頼りに持ち上げてドスンと座らせる

ベッドを上げた方が腰が楽なのも知らず、ベッド低床のままでのパット交換

ボディメカニクス!?何それ、美味しいの・・

そんな感じでした

この時はコルセットも使っていなかったので、月日が経つにつれ「腰が重いな〜」と感じるように・・

そんなある日、入居者さんの体位交換をすることに

その方のベッドは壁づけしてあり、手前から奥にお体を移動しようとした際に

ビリっ

と文字通り腰に電気が走りました

もう痛くて、痛くて

幸いその日はちょうど勤務終了で、次の日からは2連休

連休明けからは周りの方にフォローしてもらいながら、何とかこなして1ヶ月くらいで痛みは治りました

対策

まず第一にコルセットは付けた方が良いです

私が今まで見てきた中でも、初めて介護の仕事をされる方の腰痛発症率はとても高い

大体が数日の勤務で

当たり前ですが最初は介護技術を上手く使えないので力任せになりがちで、それが要因で腰痛を発症します

なので、ちょっとでも痛みや腰の重さを感じたらコルセットを使用した方が良いと私は思います

ちなみに、どこのメーカーのコルセットがオススメというのはないのですが

上のようにベルトがダブルでついているものが、より腰が楽ですね( ´ ▽ ` )

ドラッグストアでも売っていますよ

そして何よりも

介護士として長く働きたいのであれば介護技術の習得は必須と言えるでしょう

介護技術と言っても施設によってやり方が違ったりするし、YouTubeとかでも情報が溢れています

私はと言うと

ベースとなるものはこちらになります

介護アンテナ 移乗介助

特にご本人が動きやすい5つの姿勢のポイントは重要❗️

入居者さんにとってもスタッフにとっても移乗が楽になります

それに入居者さんの残存能力を最大限に活かすことができれば、日常生活の場面がリハビリ活動にもなりますし、ご本人の自信にもなりますね

他にもベッド上での水平移動であったり寝返りや起き上がりのコツもありますので、良かったら見てください

注意が必要なのは上記の介護技術が全ての入居者さんに使えるわけではありません

体を密着させるのが困難だったり、言葉かけが上手く伝わらないこともあるでしょう

あくまでこれはベースであり、入居者さんによって応用していく必要があります

逆に言えば基礎が出来ていないと応用も出来ないよねということです

あとは体位交換が必要な方のベッドは、なるべく両側からお手伝いできるように環境を整えておいた方が良いです

押すよりも引く方がボディメカニクスを活用しての介助がしやすいですから

私が腰を痛めたのもベッドが壁づけしていて入居者さんの反対側に回ることができず、無理に押す力で移動させようとしたからです

介助しやすい環境を作ることも重要

かいご畑

2回目の腰痛

それは年末の餅つきイベントでの出来事

当時の私はジムに通い始めて3年目くらいで周りのスタッフから「体つき変わったね」と声をかけられたり、奥さんから「何を目指してるの?気持ち悪いよ」と褒められたりと

順風満帆の無双状態でした

アクティビティー担当だった私は餅つきの準備をしていて、杵と臼の移動をすることに

周りに誰もいなくて、手伝いを呼びに行くのも面倒くさかった私は

ジムで鍛えているし、イケるっしょ!!

無双状態の私は臼を持ち上げた瞬間

ヤってしまいました

対策

自分の力を過信しない

臼を一人で持ち上げない

3回目の腰痛

私の趣味はジムで筋トレなのですがデッドリフトという種目はご存知でしょうか

デッドリフトは上の写真のようにバーベルを持ち、体が地面と垂直になるまでバーを持ち上げます

立ち上がりきったら、逆の動作をしながらバーベルを下ろす

これを繰り返します

※写真は私ではありません

デッドリフトはベンチプレス・スクワットと並び、筋トレBIG3と呼ばれる代表的な種目なんです

太ももから臀部〜背中にかけて鍛えることができ、私はデッドリフト大好き💕

一方で

写真からもわかるように正しいフォームでやらないと、腰への負担がハンパない💦💦

自分でもそれはわかっていたので、デッドリフトをやるときは細心の注意を払ってトレーニングしていたのですが・・

当時の私は重量至上主義でベンチプレスでいえば100㌔上げることが目標でした

デッドリフトも例外ではなく、その日は調子も良かったので自己ベストに挑戦することに

今日は絶好調❗️イケるっしょ!!

ん!?

めっちゃ重い・・

こんなはずでは

でも、イケるはず

うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!

そして、ヤってしまいました

この時の痛みは今でも引きずっていて、私は仰向けで寝れないんですよね

ちょっと経つと腰が痛くなっちゃうので。゚(゚´Д`゚)゚。

めっちゃ後悔してます

対策

自分の力を過信しない

デッドリフトは限界を超えて頑張らない

かいご畑

4回目の腰痛

4回目の腰痛は特養での夜勤にて

私が担当したフロアではセンサーマットを使用している入居者さんが10名近くいました

センサーマットについては、こちらの記事をぜひ❗️

夜間はセンサーコール地獄で、あっちへ行ったりこっちへ行ったり

完全に離床センサーの罠にハマっている状況でした

そんな状況なので朝のパット交換や更衣時も気が抜けません

いつセンサーが鳴るかわからない焦りと戦いながらになります

そして特養での夜勤独り立ちの日・・

いつも通り断続的にセンサーコール

鳴らないタイミングを見計らって「今だ!」とパット交換や体位交換に入る繰り返しだから、ベッドを上げる時間も惜しい

ベッドに自分の片足を乗せさせてもらったりして、なるべく腰に負担がかからないように気をつけてはいたのですが、それでも勤務が終わる頃には腰が痛かったです

これじゃ、保たない

次からはちゃんとベッドを上げてからお手伝いするようにしましたが、腰への負担は全然違いました

対策

パット交換時などは自分のやりやすい高さまでベッドを上げる

まとめ

私が腰痛から学んだことをまとめると

①コルセット(腰痛ベルト)をつける

②介護技術の習得

③介助しやすい環境を作る

④自分の力を過信しない

⑤臼は一人で持ちあげない

⑥デッドリフトは限界を超えて頑張らない

⑦パット交換時などは自分のやりやすい高さまでベッドを上げる

参考になりましたでしょうか

介護士にとって腰痛は死活問題

私は介護支援専門員の資格を持っていますが別に介護支援専門員として働きたかったわけではなく、腰を痛めて現場での仕事が出来なくなった時のためです

今は大丈夫でも蓄積疲労で少しずつ腰痛は悪化していきます

長く介護現場で働いていくのであれば、日頃から腰に負担のならないケア方法を模索していくことがとても重要になりますね

最後まで読んでいただき、ありがとうございました

良かったら他の記事も読んでくれたら嬉しいです❗️

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