『介護士の有給休暇』あなたの介護施設は有給休暇は取れますか!?

介護施設関連
ピョン太
ピョン太

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先日の私のツイート

私が今いる施設での有休休暇の扱いに疑問を感じて「他の介護施設ではどうなのかな?」と思ってツイートしたのですが

思ったより状況ひどかった・・

これが正直な感想です

実際にあった声としては

  • 有休がとれない
  • 有休申請したが却下されて公休にされた
  • 勝手に有休が使われる
  • 連休を希望すると嫌な顔をされる
  • 有休はシフト作成者の気分
  • 部署によって有休の取れ方が違うetc

もちろん今回のツイートのコメントだけで全国の介護施設全体がそうだと決めつけることはできないのですが、こういう介護施設が一定数あるというのは事実

そんな思いになります

今回はそんな介護施設の有休事情について

レバウェル介護(旧:きらケア)

きっかけ

私が他の介護施設の有休事情が知りたくなったきっかけは、今いる施設に勤めて3ヶ月になるのに有休をからめて3連休以上をとっている人を見たことがない

会議のある日に有休だけど出勤しているスタッフを何度も目にした

そこに違和感を感じたからです

で、実際に聞いてみたら『有休を絡めた3連休以上の実績はここ数年ほぼなし』『会議の日の有休は勝手に入れられている』とのことでした

私にとってはこの事実は衝撃でしたね

この衝撃はカレーのお店に行ったときに出てくる魔法のランプのような銀の器が「グレイビーボート」という正式名称があるのを知った時以来だぜ❗️

何より驚いたのは「人手不足だから仕方ない」と上が今の状況を問題視してなく打開策を考えていない。働くスタッフもそれが当たり前になってしまっているということ

そりゃ、ここ数年3連休以上の実績がほぼないのも頷ける。それが問題だと思っていないのだから

ただ年に1回は地元の岡山に帰りたい私としては死活問題

横浜からだと新幹線やバスを使って半日かかるので、3連休じゃ足りない

お婆ちゃんに孫の姿を見せたいし、地元の友達にも会いたい

決してオーバーではなく、今の施設で仕事を続けるかどうかにも関わってくるのです

今までいた介護施設では勝手に有休を使われることなんてなかったし、夏休や冬休とかが有休とは別にあって、それらを組み合わせることで5連休とかも普通に取れていた

夏・冬休がないとしても、有休を絡めて4連休は取れる環境であってほしい

有休がこんなに遠くてハードルが高いものだとは思っていなかった💦💦

有給休暇とは

そもそも有給休暇とは

入社から6ヶ月継続して勤務、全勤務日の8割以上を出勤している従業員は、原則として有給休暇付与の対象になります

労働基準法により有給休暇は労働者に認められた権利です

原則として有給休暇の買取は禁止されています

有給休暇の使用目的による取得制限はかけられない

労働者の有給休暇の請求を拒むことは原則としてできない。ただし事業が正常な運営を妨げる場合は時期の変更を求めることは可能

有給休暇は施設側の裁量、というか私が思うにシフト作成者の裁量によって大きく変わるような気がします

「有休どんどん取っていーよ」派と「人手不足だから空気読めよ」派に分かれるイメージ

シフトに余裕があるかどうかもそうですが「いいよ」派はどうやったらシフトが組めるかとか人員が少ない中でどうやったら業務を回せられるかを考えて、有休をとらせようとしてくれる

「空気読めよ」派は人手不足だから有休を申請するなんてワガママ、みんなが我慢してるんだからあなたも我慢しなさいという考えで、説教してそれで終わり

ちなみに私がシフトを作っていた時は「いいよ」派で、よっぽどのアクシデントがない限りは申請された有休は死守します

なぜなら

自分が気兼ねなく有休を取りたいから!!

年5日の有給休暇の義務化

2019年4月1日より10日以上の有給休暇が付与される全ての労働者に対し、毎年5日間の有給休暇の取得が義務づけられました

会社は年5日の有給休暇を取得させなかった場合30万円以下の罰金に処されます

ポイントは労働者1人ごとに成立するため、仮に10人が取得できていなかったら300万以下の罰金が科せられる可能性があるということです

たぶん上司(シフト作成者)が勝手に有休を使うのはこれが原因でしょう

ちょっとでもシフトに余裕がある時に有休を入れて、罰金になるのを避けたいという考えは理解できる

だからといって相談なしに勝手に使うなよと

とはいうものの・・

私もシフト作ってたからわかるのですが、この制度が始まってからシフト作るのがさらに大変になったんですよね。゚(゚´Д`゚)゚。

全員に有休5日分を配分するのは予想以上に難しいことです

ただでさえ人手不足がちでシフト作りはパズルのように難解。その上で有休の希望月が被りすぎないように調整もしないといけない

被りが多い時には頭を下げて、他の月にずらせないかスタッフに聞いて回ることもザラなのです

上からは有休5日取得は順調なのか定期的にプレッシャーをかけられますし・・

秘書 ミルク
秘書 ミルク

ナイス!プレッシャー❗️

スラムダンクの山王工業くらいプレスをかけてくる・・

さらに私がいた施設ではありがたいことに有休とは別に夏休と冬休もあるので、そちらも全員が確実に取れるよう管理していかないといけない

スタッフの体調不良などによるシフト変更などもあります。当時の私の月平均の残業は30時間くらいでしたが、そのうちの3〜4割はシフト関連です

だから「有休を勝手に入れるな」とか「連休で取らせろ」と文句を言っていますが、シフト作りの大変さはある程度は理解しているつもりです

レバウェル介護(旧:きらケア)

施設側がやるべきこと

有休は施設が正常な運営を妨げる場合には時期の変更を求めることができます

そして「人手不足で入居者さんや周りのスタッフに迷惑がかかる」という理由が有休を突っぱねる常套句に感じています

ただ施設側もやれることはあるはずです

そもそも人手不足が理由であるならば退職率を下げるための取り組みは不可欠です

休みが自由に取れないことが要因の一つかもしれません。モチベーションが下がりますし肉体的・精神的な疲労の回復やリフレッシュの期間は必要

また新人スタッフが安心して働ける環境が作れていないのかもしれません

退職の原因を探ってアプローチしていかないと退職率が減ることはない

それに加えてスタッフがどこで有休を使いたいと考えているのか大まかでも把握しておかないと、何月がどれくらいシフトが足らなくなるのかを予測できません。またシフトが足らない時用の業務スケジュールも作って、入居者さんに不利益が出ないようにしつつ有休が取れるような態勢作りも必要でしょう

それらを何もしないで「人手不足だから有休はムリ」というのは施設の怠慢だと私は考えています

ましてや会議のある日に有休を勝手に使って、午後から出勤させるなんて迷惑この上ない

会議が気になって午前中もゆっくり休めませんよ

リフレッシュは大切です

最後に

もし転職する場合に希望先の施設が有休をちゃんと取らせてもらえるかを知る方法ですが「そんなものはない」というのが私の見解です

たぶん有休の取得について聞いても当たり障りのない言葉しか返ってこないです

曰く「取れるように努力はしますけど、難しい時もある」みたいな感じ

そこで有休の取得率に踏み込んだりすると施設側からすると「休みばっか考えている」「面倒くさいヤツ」とマイナスなイメージになるでしょう

面接で真実が聞けるわけでもないし、聞くことで印象が悪くなる可能性があるので、面接で有休のことを確認するのはほぼデメリットしかない

というのが毎回面接で有休について確認した私が出した答えです😱

結局のところ知り合いでもいない限り、有休が取れるかは入社してみないと分からない

もし有休の申請が明らかに不当に受けいられない場合は労働基準監督署への相談も検討した方がいいと思います

とは言いましたが事を荒立たせたくないから

私だったらそこまでするかというと・・

それに労働基準監督署が実際に指導してくれるのは労働基準法に違反した場合だけなので、有休の申請記録やそれが拒否された証拠などを集めておく必要があるようです

「そこまでするのは面倒くさい」という人もけっこう多そうだが・・

ちなみに2021年厚生労働省の『産業別 年次有給休暇の取得状況』では医療・福祉の取得率は58.0%です

1位は電気・ガス・水道業の73.3%

最下位は飲食サービス・宿泊業の45.0%

ワークライフバランスという言葉があるように今後は有給休暇取得率の高さを売りにする介護施設も出てくるかもですね

最後まで読んでいただき、ありがとうございました

他の記事も読んでくれたら嬉しいです❗️

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