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突然ですが皆さんはパワークッションというものをご存知でしょうか
パワークッションはmolten社の車いす用のクッションで
- 体圧分散性
- 自動体圧調整
- 除圧
これらの３要素で、お尻の痛みによる姿勢のくずれや褥瘡（床ずれ）の不安を軽減してくれます
このパワークッションを使用して、褥瘡の治療をしても一進一退の状態が続いていた入居者さんが、みるみるうちに良くなり感動したことがありました
今回はそんなパワークッションを紹介したいと思います
パワークッションの特徴
パワークッションの実物がコチラ
写真では分かりづらいですが、けっこう分厚い
側面にはパネルがあり、座面の高さをソフト〜ハードまで選ぶことができます
充電式バッテリーが備え付けしてあり、持ち時間は15〜50時間（クッション上での動きが多い少ないで変動）
詳しくはコチラから
パワークッションの特徴は主に３つ
①体圧分散
パワークッションは体重を均等に分散してくれます
クッション内部にある３Dフィットエアセルが一部の部位に集中した体圧を軽減し、体にかかる負担を効果的に分散することができます
②自動体圧調整
使用者の姿勢や体重の変化に合わせて自動的に体圧を調整
体圧が適切に調整されることで、長時間の使用でも快適に姿勢を保つことができるのです
③除圧
座位部分にある３Dフィットエアセルの圧切替によって、坐骨部やの尾骨部の除圧を自動的に行ってくれます
これにより長時間の座位や車いすの使用による皮フの損傷や体の痛みを軽減することができます
これだけの機能があると、気になるお値段は？
普通に購入すると8万円前後
でもリースもあるので褥瘡の改善で一時的に使う
なら、そっちの方が良いかも
パワークッションを使用してみて
Aさんは入所時点で臀部に褥瘡一歩手前の症状がありました
日常の生活動作は自立されており、日中はベッドで休まれることはほとんどありません。患部は看護師が処置を毎日していて、入浴はお好きな方。食事は完食されることはありませんが、半量は召し上がられています
介護士側からすれば除圧も兼ねてベッドで休む時間を作りたいのですが、Aさんは気持ちの波が大きい方で、ちょっとした声かけでも悪い方に受け取ってしまったりと繊細な一面を持ち合わせています
「ベッドで休みましょう」的な声かけをすると
「私をのけ者にして！」と思われてしまう
そんな感じで過ごされていたので、患部は良くなったかと思ったら悪くなったりを繰り返していました
そこで取り入れたのがパワークッション
そして
導入してから一週間ほどで明らかな症状の改善がみられました٩( ‘ω’ )و
何ヶ月もかかって治らなかった患部が一週間で、です
これにはちょっと感動しました❗️
その後も順調に回復して１ヶ月後には完治したのです
最後に
パワークッションは様々な事情で車いすに長時間座られている方の褥瘡対策に有効です
施設には一人や二人くらいは、そういう方がいらっしゃるのではないでしょうか。値段は決して安くないですが、リースならコストを抑えて使用することができます
在宅でも良いですし、施設に一つ置いといても良いと思います
最後まで読んでいただき、ありがとうございました
良かったら他の記事も読んでくれたら嬉しいです
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