第34回全国介護老人保健施設大会(宮城)〜介護士のつぶやき40〜

介護ニュース
ピョン太
ピョン太

※この記事では内容に広告・プロモーションを含みます

第34回介護老人保健施設大会に参加してきました❗️

会場は仙台国際センター

全国の老健が集まって活動報告をする場に参加させてもらい、施設には感謝😄

刺激的で大満足な2日間でした

今回はそんな老健大会についての記事になります

レバウェル介護(旧:きらケア)

老健大会 初日

初日は発表がないので自由行動

会場は全部で15あり『医療と看護介護』『食事』『リスクマネジメント』『リハビリテーション』などテーマによって別れているので、自分の興味のあるものを集中して視聴でき、途中退席も自由

発表は制限時間6分+質問タイム

会場の一つがこんな感じ

ピョン太
ピョン太

うわ〜・・・、広いな

ここで発表するのかぁ

やまちん
やまちん

会場によっては、もうちょい狭いところもあったよ

ここからは私が視聴した演目と印象に残った内容を紹介していきます

テーマ 業務改善と効率化

演題は

  • 入浴拒否の利用者に対する業務改善からのアプローチ
  • 離職率ゼロを目指して
  • 「共に楽しむ」「共に活動する」の実現に向けて
  • 外国人介護労働者の問題点
  • 現場職員の聴診器を使用した体位変換法

離職率ゼロを目指す発表では業務負担軽減のため夜間の排泄介助を減らす取り組みを紹介していました

オムツメーカーと相談しながら利用者さんの夜間のパットを選定・見直しを行い、結果として90分の時間の創出に成功しました。これは単に介護士の負担軽減だけでなく、夜間の事故が半減し利用者さんの質の良い睡眠にもつながったそうです

介護の仕事は足し算一辺倒になりがちだけど、思い切って引き算をすることも大切だなと感じました。以前に私も排泄メソッドで夜間のパット交換を減らす取り組みをしたことがあるのですが、皮膚トラブルもなく今回の発表と同様の成果を得たことがあります

やまちん
やまちん

試す価値はあると思いますよ

あとはインドネシア・フィリピン・ベトナムなどの外国人労働者を雇い入れている施設の発表では問題点として、円安で就労希望者の激減・雇入までの手順が複雑・給与は同等だが日本人一人分の仕事は期待できない・3〜5年の就労期間なので慣れた頃に終了になることが挙げられていました

やまちん
やまちん

ここでも円安の影響が出てるのか・・

また外国人を受け入れる上で何かアドバイスがありますかという質問に対して発表をされた方が

(外国人労働者の受け入れは)何年後かでいいやではなく、すぐに始めるべき

という言葉が印象的でした

テーマ 排泄

演題は

  • 不眠利用者に対してアロマセラピーを実践
  • 施設における膀胱留置カテーテルの必要性と管理
  • 関わりが難しい利用者の排泄介助に関する一考察
  • 介護職員として在宅復帰を目指した取り組み
  • 排泄支援とQOLの向上への繋がり

今回の老健大会では様々な器具やツールを使った発表が多くありました。私が無知なだけかもしれませんが、そのなかで「何だ、それは?」と初耳なものもありました

例えば膀胱留置カテーテルの発表では残尿測定器(リリアム)を活用して、12名の抜去に成功し不要な導尿をしなくなったそうです

他にもオムツセンサーを取り入れた施設の発表もありましたね

そういった器具やツールを使っての成功事例や課題を視聴できるのはホント貴重。発表時間が6分というのも集中力を保って聴けるのでちょうど良いと感じました

私が気になった器具やツールは別の記事でまとめて紹介したいと思います

公演 施設内転倒への対応

初日の最後は「施設内転倒への対応」の公演。公演のなかで印象に残った言葉は

施設内転倒を予防できるというエビデンスはない

施設内転倒を予防できないというエビデンスはある

だからケアプランに転倒を予防するとは決して書いてはいけない

環境が変化することにより家よりも転倒が増えると説明し理解してもらう

なぜなら人間は2本足で歩くのだから

福祉・医療機器展

今回の老健大会で楽しみにしていたのが福祉・医療機器展。こういう展示会を一度は見に行きたかったんですよね

約40社の企業が参加されていて書籍の展示もありました

私が目を引いたのは日建学院さんのアシストスーツ

その存在自体は以前から知っていたのですが実物を見るのは初めて

実際に試着させてもらったのですが、しっかりと腰を支えてくれてラクでしたよ。電動チャリに乗ってる感じと言えば伝わるでしょうか

文字通り誰かに支えてもらっているような感覚😄

やまちん
やまちん

これ着たら介護士寿命が確実に延びる❗️

夏場は着ると蒸れるそうなのですが、背中にポケットがあって、そこに保冷剤を入れることを推奨されていました

標準価格は85,800円と個人で買うには勇気がいる値段・・

ただ施設で購入してそこで働く介護士に装着してもらえば、良いアピールポイントになるんじゃないかなと思う

あとは株式会社三盛さんのとろみサーバー

やまちん
やまちん

とろみのサーバーがあるんだとビックリしました

飲み物にとろみを付けるのって何気に時間かかるし、失敗してダマになっちゃうこともある。計量スプーンを使っているはずなのに、なぜかとろみの粘度がスタッフによって差があったり💦💦

とろみサーバーがあれば10秒ちょっとで出来てダマにもならない

かゆい所に手が届くというか着眼点が面白いなと感じました

老健大会 2日目

いよいよ自分の発表当日

朝から緊張してソワソワ・・

発表は制限時間内に無事に終えたのですが、問題はその後の質問タイム

他の施設の発表でけっこう切り込んだ質問を受けているところもあって戦々恐々。何より私はアドリブに弱い

やまちん
やまちん

「質問くんな、質問くんな」と祈ってました

結局は議長から2点ほど質問がきたのですが緊張で何て答えたのか覚えていません

きっと、大丈夫だったでしょう!

ビックリしたのは発表後にセンター方式を開発した認知症介護研究・研修センターのスタッフさんから声をかけられました

突然のことだったのでセンター方式の取り組みについてサラッと会話する程度に終わってしまったのですが、もったいないことをしたなと後々後悔。゚(゚´Д`゚)゚。

このような縁が生まれたのも老健大会に参加して本当に良かったと思います。大勢の前での発表も貴重な経験になりました

午後は13時から介護ロボット・AIがテーマの会場に行こうと思ったのですが、14時からのサンドウィッチマンのトークショーに長蛇の列ができており気付いたら自分も並んでた😅

やまちん
やまちん

トークショーは最高でした❗️

レバウェル介護(旧:きらケア)

老健大会 おまけ

せっかく宮城に来たのだから美味いもの食べたい!!

というわけで

初日の昼食は駅のパスタ屋トライアングルへ

バナナマンの『せっかくグルメ』で紹介されたことがあるらしく、スープパスタが人気のお店

スーツが汚れるかもしれないので、私はペペロンチーノを食べたのですが美味しかったです

そして宮城と言えば牛タン

ということで夕食は『太助』で牛タンの定食

ここも地元では有名なお店とのこと

美味い!!

牛タンは分厚いけど柔らかくて意外とあっさりしている。7枚ぺろっと食べちゃいました😆

2日目の朝食はホテルのバイキング。スクランブルエッグを食べ過ぎる

昼食は会場で配られたお弁当

美味しかったけど朝のスクランブルエッグが残ってて苦しかった (・Д・)

レバウェル介護(旧:きらケア)

最後に

思えば今年の3月に施設内の活動報告で上位に選ばれ、喜んでいたのも束の間、その発表を老健大会ですることになった

師長の後出し情報で資料を何度も作り直す憂き目にあい、老健大会当日のシフトでも一悶着

けれども老健大会に参加して思いました

メチャクチャ楽しい!!

全額自腹でも行く価値があります。それだけ中身の濃い2日間でした

もし老健大会に参加される機会があったら絶対に行ったほうが良いですよ。メタルキング並みの経験値を得られますから

最後まで読んでいただき、ありがとうございました

良かったら他の記事も読んでくれたら嬉しいです

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