『介護施設でのご家族との関わり』時に大きな力、時に悩みのタネに・・

介護施設関連
ピョン太
ピョン太

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私が今いる施設では4月1日からご家族との直接面会が再開になりました

「まだ早いんじゃないのか・・」とスタッフからは心配の声もありますが、久しぶりのご家族との面会で満面の笑顔の入居者さんを見ると私も嬉しくなります(^ω^)

介護施設において入居者さんだけでなく、ご家族との関わりもとても重要

ご家族からは時に大きな力で私たちを助けてくれることもあれば、対応を間違えると大きなクレームにつながることもあります

今回はそんなご家族との関わりを有料老人ホームで勤めていた時の出来事を元に紹介したいと思います

これを読めばご家族と友好な関係を築ける、、、というワケではなく「こんなことあったよー」という内容なので悪しからずm(_ _)m

愚痴多め・・

かいご畑

家族レター

私がいた有料老人ホームでは当初、毎月ご家族にお手紙を書いていました

その月の体調やホームでのイベント、ケアプランの進捗具合などなど

家族レターを書くのはスタッフにとってはけっこう大変で残業になったり、夜勤中の合間を見て書くこともしばしば

スラスラ書ける入居者さんと、ネタに困る入居者と両極端なんですよね😅

ただご家族からすると、日頃のご様子を知れるから好評でした

手紙は食事量や認知機能の低下が見られている時など、電話するほどではないけど伝えておきたい時などに便利

また有料ではオムツ類は自己負担になります

いきなり電話で「明日からオムツを買わせてください」と伝えると、ご家族はショックを受けますし金銭的負担も発生・・

急を要する場合はもちろん電話でお伝えするのですが「今後オムツ類が必要になるかも」と伝える場合にはお手紙の方が良い場合もあります

これはご家族の中に緊急時以外の電話を嫌がられる方が、けっこういらっしゃるんですよね

仕事の都合もそうなんですが「ホームから電話が来るとヒヤっとするんです」とのこと

老人ホームですからね・・💦

ただこの家族レターはスタッフの負担を減らす目的で無くなっちゃったんですよね

リーダーをしていた私としては、ご家族との連絡ツールとして残しておくべきものだったと今でも思っています

面会できないなら尚更・・

電話連絡

上記でもふれましたが様々なことで、ご家族に電話連絡することがあります

体調の変化

往診の結果報告・内服薬の変更など

事故の報告

救急搬送時の経緯報告と付き添いのお願い

生活プラン相談会の日程調整とご要望の確認

運営懇談会

利用料金について

パッと思い浮かんだことを載せましたが、これ以外にも色々と連絡することがあります

私は口下手というのもあり、電話連絡は苦手・・

ニュアンスがうまく伝わらなかったり、間違った受け取られ方をされてしまったケースも何度かあります

もちろん専門用語は使わないように気をつけてはいるのですが・・

なので、ある程度『こう聞かれたら、こう答える』というカンペを作ってから電話するようにしています😅

台本にない質問が来ると、しどろもどろになりがち、、、

後々にトラブルになったりしないよう電話連絡はよくするのですが、全然慣れないわ〜

かいご畑

センター方式

画像はセンター方式のシートの一つ。画像が粗くて、すみません💦💦

入居前のアセスメントや申込書で入居者さんのことを事前に知る機会はあるのですが、情報がめちゃくちゃ薄い時ってありませんか!?

これじゃ、わかんねえよって

ホームに入居されてから直接お話しして情報を集めていくのも良いのですが、事前にある程度の情報があるに越したことはありません

そんな事もありセンター方式のB-3シート(暮らしの情報)を活用するようになりました

秘書 ミルク
秘書 ミルク

このシートはとっても便利♪

Bー3シートはその場で聞き取りするのではなく、ご家族にお渡しして入居時に持参してもらっています

アセスメントでは日常の生活動作の確認や既往歴・内服薬などに多くの時間をさかれます

B−3シートでは色の好みや、好きな音楽やTV、毎日の習慣など入居時の関わり方や話題作りに役立つ情報があり、このシートを活用してから入居者さんがホームでの生活に馴染むのが早くなったような気がします

自分のことを知ってくれているのが安心感につながるのではないでしょうか

このことからも入居者さんがホームで安心して過ごして頂くためには、ご家族の協力はとても大事だと思います

センター方式についてはコチラから

お看取り

非常にデリケートなので、お看取りの話をご家族に切り出す時は普段以上に神経をつかいます

ご家族によっても心の準備ができている方と整理がまだできていない方がいらっしゃいますので、そこを見極めながら話を進めていく必要があります

だからと言って悠長には待ってられないし・・

保証人だけの判断で決められないケースもけっこうあるので、

そういう時はけっこう大変

私が介護の仕事をしていて強く実感したのは

  • 自分の両親がどのように最期を迎えたいのか確認
  • それについて兄弟姉妹がいる場合、お互いの考えや現状、どのようなサポートが出来るのか定期的に話し合っておく

これを全くしていないと、いざという時に家族間で揉めるケースが多いということ

縁起でもない話ではありますが、ちゃんと話し合っておくべきです

介護施設は基本的に保証人の意向に沿いますが、それでも家族間で意見が分かれていると迷いも生じる

ハッキリしない状況が続くのはスタッフにとっても不安ですし、緊急時に搬送するのかしないのかの判断も遅れます

結果的に辛い思いをされるのは、ご本人様ですから

ちょっと話が逸れてしまいましたが、看取り期では色々な葛藤や不安を抱えているご家族の心のケアをするのも介護士の大事な役割

コロナ禍ですが私がいた施設ではお看取りの場合、ご家族の面会が24時間可能です

残り少ない時間を後悔のないように、どのようにお過ごしいただくか、ご家族と一緒に施設全体で考えていく必要があります

かいご畑

ご家族との関わりで困った・悩んだ・びっくりエピソード

①雨でキャンセル

その日は生活プラン相談会

予定時間を1時間過ぎてもご家族がいらっしゃらず電話をすることに・・

その日が相談会であることを忘れたわけではなく

「今日は雨でしょ。私、昔から雨が苦手で別の日にしてくださらない」

・・

・・・

色々とツッコミたいことがあったのだが「そうですねー。私も雨は苦手です」と言って電話を切った

・・

・・・

どういうこと!?

②差し入れ

ご家族あるあるじゃないでしょうか?

差し入れでお餅系や団子の差し入れ

詰まらせますよー

尋常じゃない量の差し入れ(賞味期限短い)

廃棄にならないよう、必死に提供する謎の使命感

ソフト食やミキサー食なのに、おせんべい(堅焼き)やチンする魚の煮付けetc

お気持ちはわかるのですが・・

お刺身

おいおいおい・・!?

他の入居者さんにもお裾分け

やめてー

③無理難題

ご家族らの要望で一番多いのが「転倒だけはさせないで」

無理です

センサーを置こうが排泄リズムを把握しようが無理です

だって人間だもの

あとは「オムツ代が高い。ちょっと汚れたくらいで替えないで」

そんな無茶な!?

「新人スタッフにはお手伝いをさせないで」

😱

「毎日その日の様子を報告してほしい」(入居者さんはとてもお元気)

😱😱

「これを着せて下さい」と拘縮のある入居者さんにピッチピチの服・・

😱😱😱

かいご畑

最後に

時に目の前にいる入居者さんより、ご家族の意向が優先される事がある

言ったもん勝ち

そんな状況にやるせない気持ちになることがある

一方でご家族から活力をもらうことだって当然あります

「あなたがいてくれると安心」って言われたら、そりゃあ嬉しいですよ

でもそういった信頼関係はすぐには築けませんし、築けたとしても転倒事故など何かで一瞬で失うことがある

コロナ禍で今まで以上にご家族と、どのように関わっていくか考えていく必要があるのだと私は思います

なぜなら入居者さんが安心して楽しく過ごしてもらうためには、施設スタッフとご家族が同じ方向をむいていないと実現が困難であるからです

これからも良好な関係を築いていきたいものですね

最後まで読んでいただき、ありがとうございました

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